災害事例

建0022 起因物:車両系建設機械 > 掘削用機械
事故の型:はさまれ、巻き込まれ

どんな危険が潜んでいるのでしょうか…(この状況で予知される災害は)

構台上に設置したクラムシェルで、地下に集められた土砂をトラックに積み込む作業を行っています。合図者は、クラムシェルのオペレータに無線で合図する一方、地下のブルドーザには、クラムシェルの近くに設置した回転灯スイッチのオンオフで合図を行っています。さて、この状況からどんな危険が予知されるでしょうか?

 

どうすれば防げるでしょうか…(こんな災害が発生しました)

 合図者がうっかりクラムシェルの旋回半径内に入ってしまい、クラムシェルのカウンターウェイトと構台手摺との間にはさまれて負傷しました。

 

災害発生防止のポイント。

  1. 地下のブルドーザが絶えず見える位置に合図者を配置する。
  2. 回転灯のスイッチは、旋回半径内の立入禁止区域に近すぎない位置に設置する。
  3. 立入禁止のバリケードは、不用意に人が入らないようにきちんと囲う。
  4. クラムシェルのカウンターウェイト部に旋回警報装置を付けるなどの安全措置を講じる。

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