災害事例

荷0085 起因物:車両系荷役運搬機械 > フォークリフト(その他)
事故の型:はさまれ、巻き込まれ

どんな危険が潜んでいるのでしょうか…(この状況で予知される災害は)

 トラックで搬入されてきた材料(約2t)を倉庫へ運搬するため、リーチ式フォークリフト(最大荷重1.5t)でトラックの荷台から荷下ろしをしていました。
 この状況からどんな危険が予知されるでしょうか?

 

どうすれば防げるでしょうか…(こんな災害が発生しました)

 荷を積み込んだ後、後退し、フォークを下げたところ、後輪が浮き上がって前方に傾きました。運転者は後方に飛び降りましたが、フォークが地面に激突した衝撃で荷が落下し、そのため、元に戻った車体と地面の間に挟まれました。

 

災害発生防止のポイント。

  1. 積荷の重量を事前に確認し、許容荷重を厳守する。
  2. 積荷の荷取りにおいて次の基本動作を遵守する。
     ・フォークを水平にし、リーチ操作でフォークを根元までパレットを差し込む。
     ・積荷を5から10cm持ち上げ、積荷の安定度を確認する。
     ・マストを手前に引き戻(リーチイン)し、路面から35から40cmの位置まで荷を下ろしフォークリフトを一杯に後傾させてから後進する。

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