災害事例

荷0001 起因物:車両系荷役運搬機械 > フォークリフト(カウンター式)
事故の型:飛来、落下

どんな危険が潜んでいるのでしょうか…(この状況で予知される災害は)

 建材ボード製造工場です。終業1時間前となり、職場の片付け清掃をしている作業者が耳栓をしたままゴミ箱を運んでいます。うしろから建材ボードを積んだフォークリフトが走ってきました。さて、この状況からどんな危険が予知されるでしょうか?

 

どうすれば防げるでしょうか…(こんな災害が発生しました)

 通路の端にある柱をよけるため、作業者が急に通路側に出ました。フォークリフトの運転者は作業者に気付いて徐行していましたが、急に進路に飛び出したので、急ブレーキをかけました。このためパレットに積んでいた建材ボートが前方にくずれ落ちて作業員が下敷きになりました。作業者は耳栓をしており、フォークリフトに気付いていなかったようです。

 

災害発生防止のポイント。

  1. 安全通路は、作業者が安全に通行できるよう、必要な幅を確保する。
  2. フォークリフトに荷を積載する場合にはマストを十分に後傾させる。
  3. 作業者に対して通路を歩行する場合の左右確認、待避等の基本動作を指導、徹底する。
  4. 歩行中には耳栓や防塵眼鏡などの安全具を外す。
  5. 耳栓などが必要となる事業所のフォークリフトには黄色回転灯など、光によって接近を知らせる装置を設備する。

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